一般に、摂食障害の子は、幼少期から親が厳しく強制したり、体罰を加えたりして育った例が多いといわれています。
強制や体罰で育った子は、親にその都度反発を感じますが、親に反発すれば、さらにひどい仕打ちをされるので、その子は、自己の衝動や欲求、感情を抑圧して生活するようになります。
愛情こそが感情の中でも最大の感情であるにもかかわらず、摂食障害の子は愛情を断念することによって、すべての感情も抑圧してしまうと考えられています。
感情を抑圧して生きるようになると、やがて、イライラ、欲求不満、淋しさ、不安、恐怖などの不快な感情に転化します。
この不快な感情を「食べること」によって解消しようとするのが過食、「食べないこと」によって不快な感情を感じないようにしようとするのが拒食です。